トピックス-茶業会議所広報
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第76号

平成21年4月30日発行

【平成20年度 事業報告】
 茶業会議所が行う各種事業の費用は、皆様が負担されている茶業振興費で賄われています。
  『静岡茶まつり(みどりのおもてなし静岡茶)』の開催
  『静岡茶衛生管理者』養成講座の開催
  品種茶普及のためのPR
  効能シンポジウムの開催
  第3回みんなの静岡茶小学生絵画コンクール
  創立50周年記念事業
  新茶おくる宣言!

【平成21年度予算・事業計画】
  平成21年度 予算の概要
  平成21年度 事業の内容

【茶業振興費について】
  平成21年度茶業振興費について
  直売等に係る茶業振興費納入のお願い



『静岡茶まつり(みどりのおもてなし静岡茶)』の開催
 静岡茶(リーフ茶)の販売力を強めるため消費地専門店と静岡県内茶商、生産者が率直な情報交換を行い消費者・消 費地専門店から期待される静岡茶づくりを進めるとともに、消費地において、地元茶専門店の協力を得て静岡茶の消 費拡大イベントを実施した。
 平成20年8月17日(日)~20日(水)札幌市大通り公園内で開催している「さっぽろ夏まつり」において、札幌茶商組 合と日本茶インストラクター協会北海道支部の協力を得て、静岡茶の消費PRを実施した。

 平成20年11月3日(月)新潟県の弥彦神社にて開催中の「菊まつり」に、新潟県茶商協同組合の協力を得て静岡茶の消費 PRを実施した。

 平成20年11月14日(金)~15日(土)、長野県安曇野市において、長野県茶商業協同組合・日本茶インストラクター協 会長野県支部の協力を得て、静岡茶の消費PRを実施した。

 平成21年1月29日(木)~2月2日(月)宮城県仙台市で開催中の「とうほく蘭展&バラとガーデニングフェスタ2009」 において、宮城県茶商組合・日本茶インストラクター協会宮城県支部の協力を得て静岡茶の消費PRを実施した。

 平成21年3月7日(土)~8日(日)金沢市の繁華街である香林坊において、石川県茶商工業協同組合の協力を得て、 静岡茶の消費PRを実施した。

このほか、不特定多数の県外消費者が常時流入している高速道路のSAにおいて、静岡茶(冷茶)の消費PRを実施した。

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『静岡茶衛生管理者』養成講座の開催
 本会では、6年ほど前から茶工場の衛生管理推進のため、静岡茶クリーンチェーンシステムのマニュアルを作成し 研修会を実施してきたが、本年度は、一層の安全・安心対策を図るため、茶工場の衛生管理の知識と指導力を備えた人 材の育成を図る「静岡茶衛生管理者」の認定を目的とした養成講座(4回)を実施した。192名が受講し181名を認定した。

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品種茶普及のためのPR
 ヤブキタ種以外の優良品種を早急に普及・定着させる取り組みが、各地区の茶振興協議会などで行われ、産地化が図 られつつあるが、品種茶に関心のある消費地茶商を産地に招聘し、生産現場の視察、品種茶の互評会、産地関係者との 意見交換等を行い、消費地茶商の理解を深めた。また、県外のイベントでの試飲・PRを実施した。

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効能シンポジウムの開催
 ヤブキタ種以外の優良品種を早急に普及・定着させる取り組みが、各地区の茶振興協議会などで行われ、産地化が図 られつつあるが、品種茶に関心のある消費地茶商を産地に招聘し、生産現場の視察、品種茶の互評会、産地関係者との 意見交換等を行い、消費地茶商の理解を深めた。
 また、県外のイベントでの試飲・PRを実施した。

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第3回みんなの静岡茶小学生絵画コンクール
 県内の小学生に、静岡が緑茶のふるさとであることを認識してもらうとともにお茶を通して親子の絆や人とのつな がり、日本の伝統や文化、自然の大切さを考えてもらうため、お茶をテーマにした絵画を平成20年7月25日(金)~9 月12日(金)まで募集、2,693点の応募があった。その中から優秀作品選出し、11月7日(金)~30日(日)島田市お茶の郷 博物館にて展示するとともに、入賞作をカレンダー(2009年版)として作製し県内小学校及び茶業関係者へ配布した。

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創立50周年記念事業
 本会は、昭和33年4月28日創立され、ここに50周年を迎かえたので、平成21年3月28日(土)に県内外の茶業関係者 の出席を得て静岡市内で記念式典を開催し、歴代の会頭に対して感謝状を贈呈するとともに、作家平岩弓枝さんを招き、 お茶とのかかわりについての記念講演を開催しました。

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新茶おくる宣言!
 本会では、お世話になった人に、遠く離れている知人に、 メッセージを添えて「静岡新茶」を手軽に贈る運動を進めて います。

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平成21年度 予算の概要
 平成21年3月9日(月)茶業会館において、通常総会が開催され、平成21年度の予算が次のと おり承認されました。
 平成21年度の茶業会議所一般会計予算額は、茶業振興費や県補助金などを合わせ
2億57,480千 円となります。

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平成21年度 事業の内容

Ⅰ 茶業振興総合対策事業(県費補助事業)
 1 生産改善対策事業
 「静岡茶クリーンチェーンシステム」をJ-GAP(農業 生産工程管理)並みに体系化する。また、地域ごとに有望な 新品種への改植の推進を図り、生産の拡大と定着化を目指す とともに、各種品評会、互評会、茶園共進会の開催を通し、生 産・製造技術の普及、向上を図る。更に新品種茶の消費拡大 を図るため、消費地イベントでの試飲PR、消費地専門店と の意見交換を行い、理解を深める。
 また、優秀な指導者を育成確保するため茶技術員、茶業後 継者の育成・研修などを実施します。
 荒茶・仕上げ茶工場における安全安心な静岡茶生産の徹底 を図るため引き続き、(社)静岡県食品衛生協会、県県民生活 室等の協力を得て、茶業関係者を対象とした「静岡茶衛生管 理者」養成講座を開催し、一定の条件を満たした者には、「静 岡茶衛生管理者」の資格を授与する。


 2 静岡茶統一宣伝事業
  (1)提案型緑茶講座(喫茶楽塾)の開催
 緑茶の固定的なイメージの一新と、本格的な緑茶ファン層 を開拓するため緑茶の新たな楽しみ方を提案する講座を開 催するとともに、開催地の茶専門店従業員等の研修や販売促 進の手法の一つとして役立てる。

  (2)マイボトルキャンペーン
 急須で入れるお茶の美味しさ、素晴らしさを啓発し、家庭 内の消費だけでなく、学校、職場、行楽などで、携帯用水筒(マ イボトル)にリーフ茶浸出液を入れて飲むことを提案し、需 要開拓を図る。

  (3)地産地消普及事業
 県・市茶業青年団などの協力を得て、県内の小中学生から 一般を対象に、緑茶の基礎知識とお茶のおいしい入れ方を習 得してもらい、食育に協力してお茶の啓発に努める。

  (4)グリーンティー・ツーリズム
 静岡茶ファン作りのため、生産者組織、地区茶商組合、JA、 行政などと協働で、県外消費地の消費者を県内茶産地に招き、 茶摘み体験、手揉み茶体験、静岡茶の美味しい入れ方教室な どを体験してもらい、産地に対する理解を深めるとともに、 消費者と生産者・産地関係者の交流を促進する。

  (5)広報・情報収集・発信事業
 静岡茶の歴史、生産、流通、お茶の入れ方や楽しみ方、効能 など茶業全般を紹介するパンフレット「お茶の静岡」発行、 茶業振興総合対策事業等の内容告知のため「広報」を発行す るとともに、多様化の進む流通状況に関する情報収集及びイ ンターネットを利用した情報発信、Eメールによるお茶に関 する質疑応答により、幅広い静岡茶のファン層の拡大を図る。

  (6)静岡茶おもてなしコンベンション事業
 平成21年度県内各地で開催される大規模イベント、全国 会議、コンベンションなどにおいて、おいしい静岡茶の呈茶 サービスとPRを行なう。

  (7)消費地茶専門店活性化対策事業
ア.消費地での静岡茶取引協議会(「明日の静岡茶を語る会」)
  新潟、金沢、千葉、埼玉の消費地専門店から発言のあった提言・苦言・意見等
 への対応状況、対応方針について代表者が現地に出向き説明する
イ.消費地専門店の「静岡茶まつり」
  取引協議会を開催した消費地茶専門店と協働で「みどりのおもてなし・静岡茶
 まつり」を開催し、静岡茶のPRと消費地茶専門店の活性化を支援する。
ウ.県内イベント
  昨年に引き続き「みどりのおもてなし・静岡新茶まつり」 を開催する。

  (8)富士山静岡空港対策事業
 平成21年6月4日に開港が予定されている富士山静岡空 港の呈茶コーナーの壁面整備や外国人対象のリーフレット(英 語、中国語、韓国語など)の作成、空港施設内外で開催される 各種イベントに参加する。

  (9)第4回小学生絵画コンクール
 県内の小学生に、お茶をテーマとして親子の絆や人とのつ ながり、日本の伝統や文化、自然の大切さを考えてもらうと ともに、静岡が緑茶のふるさとであることを認識してもらう ため、お茶をテーマにした絵画を募集し、県内の茶関連施設 で展示する。


 3 手もみ製茶対策事業
 製茶技術の原点である県無形文化財・手揉み製茶法を保存伝 承するため、後継者養成講習会・技術向上研修会を開催する。


 4 総合調整対策事業
  (1)茶効能等推進事業
 茶学術研究会と連携し、茶効能に関する情報発信をするた め、首都圏で消費者を対象とするシンポ・講演会を開催する。

  (2)静岡茶安全安心システム推進事業
 消費者や流通業者の生産履歴開示請求などに、迅速かつ的 確に対応するため、19・20年度に開発した防除履歴システム のネット通信を施行する。


Ⅱ 茶業会議所単独事業
 1 委員会等開催費
 本県茶業の発展をはかるため、業界の諸問題を協議する事 業委員会・財務委員会及び団体長会議・事務連絡会等を開催 し、諸振興策を検討するとともに団体間の連絡調整を図る。


 2 茶業振興対策事業
 県内各地で開催される各種茶業大会・品評会・共進会等へ の表彰状(副賞)交付や杉山彦三郎翁顕彰会への助成、茶業 功績者表彰等を行う。


Ⅲ 会員団体事業
 会員である県経済連及び県茶商が実施する生産改善及び 消費拡大のための事業へ支出する。

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平成21年度茶業振興費について

平成21年度(平成21年4月1日)から茶業振興費の徴収方法が、下記のとおり変更になりました。この茶業 振興費は静岡茶の消費宣伝、良質茶の生産および団体事業など、本県茶業の振興発展を図る各種事業に充て るものですから、必ず納入してください。

茶業振興費は不課税扱いです。
消費税申告の際、課税仕入れに算入しないでください。

 1 茶業振興費の構成および賦課基準等は従来どおりです。
  (1)構成:生産割と宣伝割の2本立てです。

  (2)賦課基準
     生産割:県内生産者(売り手)から、粉引き後の荒茶取引額の0.10%を徴収します。
     宣伝割:生産者(売り手)0.18%、茶商(買い手)0.18%、合計0.36%を粉引き後の
     荒茶取引額から徴収します。

  (3)県外茶からは生産割の徴収はしませんが、宣伝割を売り手0.18%、買い手0.18%、
     合計0.36%を、粉引き後の荒茶取引額から徴収します。

 2 取引経路別の茶業振興費の徴収者は、次のようになります。
 県内茶
  (1)農協共販〔(株)静岡茶市場が取り扱ったものは除く〕されたものは経済連および
     経済連の会員である農協が徴収します。
     〔生産割0.10%、宣伝割0.36%(売り手0.18%、買い手0.18%)、合計0.46%を
     預かり、茶業会議所に納入します。〕

  (2)(株)静岡茶市場が取り扱ったものは、茶業会議所が徴収を委託する(株)静岡
     茶市場が徴収します。
     〔生産割0.10%、宣伝割0.36%(売り手0.18%、買い手0.18%)、合計0.46%を
     預かり、茶業会議所に納入します。〕

  (3)茶商が個人や農協共販に入っていない茶農協、農業生産法人等から直接購入
     したもの(斡旋商が介在するものを含む)は、茶商が徴収します。
     (生産割0.10%、宣伝割0.18%、合計0.28%を売り手から預かり、宣伝割の買い手
     分0.18%を負担して合計0.46%を所属の組合に納入します。)

  (4)茶商が自園自製自販業者、茶農協、農業生産法人等から仕上茶を、直接購入した
     もの(斡旋商が介在するものを含む)は、茶商が徴収します。
     (生産割0.10%、宣伝割0.18%合計0.28%を売り手から預かり、宣伝割の買い手分
     0.18%を負担して、合計0.46%を所属の組合に納入します。なお、荒茶価格は仕上
     茶価格に原価率30%を乗じて換算します。)

  (5)自園自製自販業者、茶農協、農業生産法人等が、仕上茶を消費者や県外茶商に
     直接販売したものは、茶業会議所が徴収します。
     (生産割0.10%、宣伝割0.36%、合計0.46%を売り手が茶業会議所に納入します。
     なお、荒茶価格は販売価格に原価率30%を乗じて換算します。)

 県外茶
  (1)(株)静岡茶市場が取り扱ったものは、茶業会議所が徴収を委託する(株)静岡
     茶市場が徴収します。
     (宣伝割を売り手0.18%買い手0.18%、合計0.36%を預かり、茶業会議所に納入
     します。)

  (2)茶商が斡旋商や他県の斡旋所から購入したものは茶商が徴収します。(宣伝割
     0.18%を売り手から預かり、買い手分0.18%を負担して、合計0.36%を所属の
     組合に納入します。)

 3 員外茶商の取引き
  (1)茶業会議所及び会員は、員外茶商に茶業振興費の趣旨を十分説明して、買い手の
     宣伝割0.18%負担の協力をお願いします。

  (2)上記の協力が得られない場合でも、経済連、農協、(株)静岡茶市場は売り手負担
     の生産割0.10%、宣伝割0.18%、合計0.28%を預かり、茶業会議所に納入します。

茶業振興費は一次取引のみで、茶商間(業者間取引)では徴収しません。

社団法人 静岡県茶業会議所 会員:静岡県経済農業協同組合連合会・静岡県茶商工業協同組合

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直売等に係る茶業振興費納入のお願い

 本会の事業運営等の主な財源である茶業振興費については、毎年総会でその年の徴収額 並びに徴収方法を決定し、茶業者の皆様にご協力を願っているところであります。しかし 近年自園自製業者、茶農協、農業生産法人等の皆さんのなかには、諸般の事情から県内の 茶市場や県内の茶商業者を通さず、消費者への直売や県外の茶商社(緑茶飲料メーカー等) に直接販売するケースが多くなり、茶業振興費の徴収額は減少しています。  茶業振興費は、静岡茶の消費宣伝・良質茶の生産など、本県茶業の安定発展を図るため 各種事業にあてるものですから自園自製自販業者、茶農協、農業生産法人等の皆さんも必 ず納入して下さるようお願いします。  なお、納入に際しては、下記の計算方法で算出した金額を指定の口座に納入をお願いし ます。

                       記
  仕上茶年間売上額  × 30%  × 0.46%  = 納入額
    ※荒茶原価を30%で計算
  (計算例)
    1,000万円×30% × 0.46% = 13,800円
     500万円×30% × 0.46% =  6,900円

口 座 名 社団法人静岡県茶業会議所
銀 行 名
  静岡銀行本店 普通 824544
  静岡県信用農業協同組合連合会本店 普通 12407
加入者名 社団法人静岡県茶業会議所
郵便振替 00170-6-502073

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