トピックス-茶業会議所広報
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第73号

平成19年5月25日発行

【平成18年度 事業報告】
 茶業会議所が行う各種事業の費用は、皆様が負担されている茶業振興費で賄われています。
  消費地イベント等で静岡茶をPR
  「みんなの静岡茶小学生絵画コンクール」展示及び表彰式とカレンダーの発行
  グリーンティーツーリズム(お茶のふるさと親子茶体験ツアー)
  静岡茶処特集版冊誌の制作
  提案型体験緑茶講座「喫茶楽塾」の開催
  緑茶教室の開催
  茶効能等推進事業
  生産改善対策事業
  おもてなしコンベンション事業

 【平成19年度予算・事業計画】
  平成19年度より茶業振興費の徴収方法が変わります
  平成19年度 予算の概要
  平成19年度 事業の内容



消費地イベント等で静岡茶をPR
 首都圏を中心に一般消費者を対象にリーフの美味しさ、静岡茶の品質の良さ、他県にはない 豊富な静岡県内茶産地の特色などをPRしました。

平成18年8月31日・9月1日、9月4日・5日
渋谷・東急本店、日本クラフトデザイン協会会員展

平成18年10月27日~29日
横浜市「東戸塚西武デパート」

平成18年11月4日~5日
横浜市「全国ふるさとフェア2006」

平成19年3月17日~18日
東京都有楽町「日本茶と和菓子の魅力

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「みんなの静岡茶小学生絵画コンクール」展示及び表彰式とカレンダーの発行
 夏休みを募集期間として平成18年9月15日に締め切り、平成18年10月4日に審査会を実施し、大賞12点、優 秀賞24点、佳作207点を決定した。この結果にもとづき、11月10日(金)全国お茶まつり静岡大会式典にて表彰式 を行った。受賞作の展示は、全国お茶まつり会場内に大賞と優秀賞36点を展示するとともに、佳作をふくめた全 受賞作品を掲載した「2007年版カレンダー」を作成し、県内茶業関係者、県内全小学枚542校へ配布しました。

審査会 静岡県茶業会館
平成18年10月4日

表彰式 川根本町
平成18年11月10日

展示会 川根本町
平成18年11月10日~11日

カレンダー

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グリーンティーツーリズム(お茶のふるさと親子茶体験ツアー)
 お茶の本場静岡県で首都圏の小学校親子を対象に、茶摘み体験と手もみ体験などを通じて、本物のお茶の良 さを知ってもらうとともに末永く緑茶ファンとなってもらう「お茶のふるさと親子茶体験ツアー」を実施した。 また、この結果を取りまとめ、11月19日朝日小学生新聞紙上に記事広告として掲載し、その掲載記事をポスタ ー化し首都圏の小学枚(1,500枚)へ配布しました。

平成18年8月26日(土)
第3回静岡茶処体験バスツアー

ポスター
 


平成18年10月21日(土)
第4回静岡茶処体験バスツアー

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静岡茶処特集版冊誌の制作
「るるぶ静岡伊豆浜名湖富士山麓2007」の別冊として、静岡茶の魅力を取りまとめた「お茶を嗜む」を作成、 平成18年10月26日に20万部を発行し、全国の書店等にて販売をした。また、平成17年度に引き続き静岡茶を 紹介するグラフ誌「平成18年度版お茶のしずおか」を発行し、全国お茶まつりや各種イベントなどで配布しま した。

別冊「お茶を嗜む」

るるぶ静岡伊豆浜名湖富士山麓2007

お茶のしずおか

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提案型体験緑茶講座「喫茶楽塾」の開催
「おいしい静岡茶の入れ方」や「緑茶に関する知識や話題」などを聞きながらテーブルコーディネートを楽し むティーパーティー講座「喫茶楽塾」を県内外で延べ14回開催しました。

有楽町朝日ホール・スクエア

品川インターシティ

横浜市開港記念館

札幌市教育文化会館

仙台市市民活動サポートセンター

牧之原市総合健康福祉センター

静岡音楽館AOI

浜松商工会議所

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緑茶教室の開催
 平成17年度に引き続き、静岡茶業青年団などの協力を得て県内の小中学生から一般までを対象に、緑茶の基 礎知識と美味しい入れ方などの普及活動を延ベ42回実施しました。

功名が辻フェスタin掛川

藤枝中央小学校

長田西小学校(静岡市)

城内小学校(静岡市)

中川根中学較(川根本町)

牧之原小学校

磐田農業高校

島田信用金庫

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茶効能等推進事業
 平成17年度に引き続き、茶学術研究会の活動を支援するとともに、有楽町朝日ホール・スクエアにおいて「知 って得する緑茶効能の最前線」と題してお茶の効用に関する最新情報のシンポジウムを茶学術研究会と共に 企画・実施しました。(「平成19年1月20日(土)」)

平成19年1月20日 シンポジウム「知って得する緑茶効能の最前線」

平成19年3月15目 茶学術研究会第22回総会・講演会

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生産改善対策事業
 注目される茶品種である「べにふうき」の研修会と品種茶の入れ方研修会を開催しました。(「平成19年1月29日 (月)」)このほか、品種茶普及のため、首都圏で開催される茶業関係者のための「第27回茶業関連商品および機器展 示会」において、静岡県の優良品種を全国の茶商にPRいたしました。(「平成19年3月3(土)~4日(日)」)

品種茶入れ方研修会 平成19年1月29日

ベにふうき研修会 平成19年1月29日

第27回茶業関連商品および機器展示会での品種茶PR 平成19年3月3~4日

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おもてなしコンベンション事業
 県内で実施されるコンベンションなどヘインストラクターを派遣し、美味しい静岡茶の入れ方などを延ベ 30回14,660名に呈茶・PRをし、静岡県ならではの「おもてなし」として大変好評でした。

平成18年12月2日
森林療法研究会全国大会in静岡

平成18年12月9日
第4回日本救急医学会

平成18年12月17日
全国看護セミナー

平成18年11月8日
全国すし連静岡大会

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平成19年度より茶業振興費の徴収方法が変わります
茶業振興費の徴収方法が、平成19年度(平成19年4月1日)から変更となりました。
茶業振興費は、消費宣伝・良質茶の生産など、本県茶業のより安定発展を図るため
各種事業にあてるものです。

 1.茶業振興費の徴収方法は、一本化します。
 2.県内生産者が負担する生産割の徴収方法は、新たに荒茶取引の際買い手に
   預けることとします。
   生産割負担額は、粉引き後の荒茶取引額の0.1%とします。
 3.宣伝割は、従来どおりです。
   荒茶取引の際、生産者(売り手)が粉引き後の荒茶取引額の0.18%を負担して
   買い手に預けます。
  (但し、円未満は切り捨て)
   商工業者(買い手)は同額の0.18%を負担し、宣伝割は0.36%となります。
 4.したがって、茶業振興費は生産割と合わせ合計0.46%となり、これを所属の組合
   へ納めます。
   *買い手が受託した茶業振興費は「預かり金」として経理処理をしてください。
 5.県外移入茶については、生産割の徴収はありません。従来どおり荒茶取引の際
   宣伝割(粉引き後    の荒茶取引額の0.18%)の徴収を行います。
 6.員外者の取引については、茶業振興費(宣伝割0.18%、生産割0.1%、計0.28%)
   を静岡茶市場等で預かり、直接(社)静岡県茶業会議所へ納付することとします。

 ※茶業振興費は不課税扱いです。消費税申告の際、課税仕入れに算入しない
  で下さい。

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平成19年度 予算の概要
平成19年度の茶業会議所一般会計予算額は、茶業振興費や県補助金などを合わせ
2億9千5,535円となりました。

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平成19年度 事業の内容

1.茶業振興総合対策事業
(1)生産改善対策事業
 ア.生産基盤強化対策
   地域ごとにやぶきた以外の有望な新品種を定め、生産の拡大と定着化を目指す
  とともに流通経路を確立します。また、各種品評会への出品を通し、茶産地として
  の名声を一層高めます。このほか、茶技術員や後継者の育成、環境に配慮した
  生産対策を重点的に行います。

 イ.人づくり対策
   大型工場の製造指導ができる職員の養成を重点とします。また、経済連および
  農協職員の養成により高品質なお茶づくりをさらに進め、有利な取引へと結び
  つけることができるようにします。その他、後継者の育成や茶業者への研修会
  を開催します。

 ウ.環境保全対策(環境保全型茶業の確立)
   昨年に引き続いて県内15箇所に設置した実証展示圃において、環境保全
  型の茶生産・技術の確立を図ります。また、ポジティブリスト対策・農薬
  安全使用対策等を継続して推進するなど、最近の茶栽培に対応した技術対策
  の普及を図ります。

 エ.静岡茶安心・安全強化対策事業(衛生管理対策)
   消費者の安全・安心への要求に対応して静岡茶ブランドを確立するため、
  生産から流通まで一貫した衛生管理の推進を図る。また、荒茶工場管理責任
  者等を対象とした講習会を実施します。


(2)静岡茶統一宣伝事業
 ア.グリーンティー・ツーリズム
   消費地の方々に、静岡の茶作りを、体験・実感してもらい、静岡茶に対する
  理解を深めて消費拡大につなげるツアーを開催します。

 イ.静岡茶処特集版情報誌の制作
   静岡茶の歴史、生産、流通、お茶の入れ方や楽しみ方、効能など茶業全般を
  紹介するグラフ誌を発行し、静岡茶ファン層の拡大を図ります。

 ウ.緑茶教室の開催
   県内の小中学生から一般の主婦・OLまでを対象に、緑茶の基礎知識とお茶の
  おいしい入れ方を習得してもらい、お茶の啓発に努めます。

 エ.提案型緑茶講座(喫茶楽塾)の開催
   緑茶の固定的なイメージの一新と、本格的な緑茶ファン層を開拓するため、
  静岡茶の主要消費地(北海道から東海地方エリア)で提案型の緑茶講座を開催
  します。

 オ.静岡茶おもてなしコンベンション事業
   平成19年度県内各地で開催する大規模イベントや全国会議・コンベンション
  ヘの参加者においしい静岡茶の呈茶サービスを行い、静岡茶のPRを図ります。

 力.消費地茶専門店活性化対策事業
   静岡茶の販売力を強めるため消費地専門店と県内茶商、生産者が率直な情報
  交換を行い消費者・消費地専門店から期待される静岡茶づくりを進めるとともに、
  消費地における茶専門店の販売促進を積極的に支援するため、各種宣伝活動を
  行います。

 キ.マイボトルキャンペーン
   携帯用水筒(マイボトル)にリーフ茶浸出液を入れて飲むことを提案すると
  ともに、茶専門店ヘリーフ茶を売る形に加え、店頭でリーフ葉浸出液を販売する
  方法を提案し需要開拓を図ります。

 ク.第2回小学生絵画コンクール
   子供たちに、静岡県が緑茶のふるさとであることを認識してもらうとともに、
  お茶をテーマとして、親子の絆や人とのつながり、日本の伝統や文化、自然の
  大切さを考える人になってもらう絵画コンクールを実施します。


(3)手もみ製茶対策事業
   製茶技術の原点である、手揉み製茶法の修得練磨を図るため後継者養成
  講習会・研修会を開催して技術の向上と県無形文化財の保存伝承に努めます。


(4)総合調整対策事業
 ア.静岡県茶業史発刊事業
   茶業会議所創立50周年を迎えるに当たり、記念事業として「静岡県茶業史第6編」
  の編集を行います。

 イ.静岡茶生産流通等実態調査
   静岡茶振興施策の参考とするため、県内荒茶・仕上茶工場の実態、静岡茶の
  生産流通等の実態を把握します。


(5)安心安全強化新需要創造事業
 ア.茶効能等推進事業
   茶の効能に関する研究の推進を図るため、茶学術研究会活動を支援すると
  ともに、各種情報の収集と発信を行います。

 イ.茶生産履歴管理システム構築事業
   消費者や流通業者から求められる生産履歴の開示などに的確対応するため、
  現状では統一した形になっていない記入様式・報告様式などを他県の事例を
  参考に、新たな生産履歴管理システムを構築します。


2.委員会等開催費
   本県茶業の発展をはかるため、業界の諸問題を協議する各委員会及び団体長
  会議・事務連絡会等を開催し、諸振興策を検討するとともに団体間の連絡調整
  を図ります。


3.広報・情報収集、発信事業
   茶業振興総合対策事業等の告知のため、「広報」を発行するとともに、事業
  内容の周知徹底に努める。また、多様化の進む流通状況に関する情報収集及び
  インターネットを利用した情報発信、Eメールによるお茶に関する質疑応答に
  より、幅広い静岡茶のファン層の拡大を図ります。


4.茶業振興対策事業
   各種茶業大会における品評会、共進会等への副賞交付や献上茶謹製事業、
  日本茶インストラクター協会静岡県支部及び杉山彦三郎翁顕彰会への助成、
  茶業功績者表彰等を行い、茶業振興意欲の高揚と奨励に努めます。


5.茶業会館の運営管理
   静岡県茶業会館の保全維持・管理ならびに円滑な運営をはかるとともに、
  業界の拠点として広く茶業者の利活用をはかります。


6.会員団体事業
   会員である県経済連及び県茶商が実施する生産改善及び消費拡大のための
  事業経費に充てます。

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