趣意書「茶と人フロンティア静岡会議」への参画者募集
趣意書 「茶と人フロンティア静岡会議」への参画者募集
謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、静岡県は、約800年の歴史を誇る日本一の茶産地であり、お茶は基幹農産物として茶業の成長と発展をもたらし、県民の日常生活や生活空間においてかけがえのない存在となっています。
しかし近年、ライフスタイルの多様化とともに、飲料としてのお茶の種類や飲み方も多様化し、さらにはコーヒーなどの他の飲料との競合も激化してきており、本県茶業は、厳しい局面に立たされています。
このような状況を打破していくためには、多様化するニーズをしっかりと見極め、それを茶の生産・流通の現場に繋げるとともに、茶育や茶の歴史・文化の継承等を通して、現在及び将来のお茶ユーザーへのアプローチが必要です。そして、茶の新たな可能性を拡げ、持続可能な茶業に繋げるためには、新しい発想でコトやモノを起こすための仲間づくりの場「プラットホーム」が大切と考えます。
本県には、お茶関係者のみならず、様々な分野でお茶に対する熱い想いを持って多くの方々が活躍されています。令和新時代の今、様々な人と人が出合い繋がることにより、先人たちの努力により築き上げられた素晴らしい静岡のお茶を次の世代に繋いでいけるよう、ここに、新たな未来への挑戦として、「茶と人フロンティア静岡会議」を設立するものであります。
皆様におかれましては、趣旨をご理解ご賛同の上、ご参画賜りますようお願い申し上げます。
なお「茶と人フロンティア静岡会議」は、令和2年7月の設立を目指し、平成31年3月以来、11名による「設立準備会」において検討してきました。
敬白
令和2年2月22日
「茶とフロンティア静岡会議」設立発起人
公益社団法人静岡県茶業会議所 会頭 上川陽子